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ロスト・イン・トランスレーションのsのレビュー・感想・評価

3.3
同じホテルに滞在する男女が出会い、そして別れまでが描かれている。

2人とも結婚をして愛する人や家族がいるのに心にポッカリと穴が開いてしまっているような孤独感がある。
異国の地で同じ孤独感のある2人がお互いを理解し、いつしか友情、そして愛情に変わっていく過程が騒騒しい東京と違ってゆっくり時が流れていて良かった。

パッケージでも使われているスカヨハがベットに寝っ転がるシーンは「私はここで何をしているんだろう…」と心の声が聞こえてきそうな感じでした。

東京のネオン街、ビルマーレイがエレベーターでずば抜けて背が高いシーンや、スカヨハが京都観光で神社を訪れた際に建物が大きく、スカヨハが小さいアングルが‘‘浮いている’’ことをよく表していると思った。
またこの映画は夜のバーや、夜のネオン街、天気が曇りなどからより一層、寂しいような空虚な気分にさせる効果があると思う。

切ないけど温かい終わりだったなぁ。
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