ゴロフキン

チョン・ウチ 時空道士のゴロフキンのレビュー・感想・評価

チョン・ウチ 時空道士(2009年製作の映画)
3.5
 フォロワーさんのレビューで知って、かなり気になってた作品。褒める要素がまるで無いジャケット&タイトルでありながら、この目眩しそうな豪華キャスト! コメディでキムユンソクって初めて見るかも。そして安定のユヘジン。これだけでどんな中身でも許せそうです。

 結果コメディだけど、キムユンソクが笑いを取りに行くような夢のような物語ではありませんでした。ただユヘジンが最高! 顔がいい、声がいい、人間じゃ無いという役もいい、バナナ皮ごと食うのもいい、彼の所作全てが愛おしいです。主役のカンドンウォンも2枚目一辺倒じゃ無い感じが新鮮。前半の時代劇パートでは東野幸治に見えて仕方がなかったけど、現代版パートで革ジャンに着替えてからはさすがにかっこいいです。キムユンソクは、、、「どうしてこの仕事引き受けちゃったんすか!」って正直思います。でも好きですよ、今後も。

 安っぽいジャケットからは想像できないアクション。カンドンウォンが護符を使ってイリュージョンを起こすシーンなんかCGに疎い自分には十分楽しめました。でもやたらと多用するワイヤーで吊ってるようにしか見えないワイヤーアクション、あれはもうやめてくれって開始5分くらいからずっと思ってました。

 見終わって時計を見れば2時間15分の長丁場。でも体感は2時間くらい(変わんねーじゃねーか)。正直前半の時代劇パートが退屈ですが、現代パートからはサクサク進めます。伏線の回収も丁寧だし、そんなに悪く無いという印象です。何よりもユヘジンが素敵すぎてそれで十分でした。見た後の余韻も韓国映画らしく無く、ほっこりいい感じで締めてくれます。
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