2018/04/17 シネフィルWOWOW
「フェリーニのアマルコルド」
Amacord (1973/イタリア)
感想の代わりに備忘録⬇️
タイトルはフェリーニの生まれ故郷リミニの方言で、「私は覚えている」を意味する〝Am'arcord〟アマルコルドに由来。
この映画をきっかけに「郷愁や過去の思い出」を意味する慣用句に転じて辞典にも掲載されるようになった。
今作では、フェリーニの少年時代の記憶を元に、彼特有の彩り豊かな夢世界を構築。
青年時代のフェリーニを思わせる主人公を演じたブルーノ・ザニン。彼は、撮影所のあるチネチッタで偶然フェリーニと知り合い俳優経験のないまま主役に抜擢された。
4度目のアカデミー外国語映画賞を獲得したフェリーニは受賞式でこのように言った。
「アマルコルドの登場人物達は世界のどこにでも息づいている」
フェリーニが描く「心の中にある永遠の田舎」