悲劇も喜劇も日常も非日常も優しさも残酷も現実も幻想も、全ては「思い出」に昇華される
リアリティなんていらない
僕にはあのビニールは海にしか見えない
ニーノ・ロータの音楽も相まって祝祭感、多幸感がハ…
1974年のキネ旬ベストワン、アカデミー外国語映画賞も受賞したフェデリコ・フェリーニ監督作品だけど、私が高2の時に観た時は、どこがそんなに良いのか分からなくて、意外に思ったものでした。
でも、最近…
クストリッツァとかイオセリアーニぽいなと思いつつ、とどのつまりは極めてフェリーニ的。彼の陽なるエッセンスがふんだんに詰まっている。
この世界観を頭の中で構築し、映像化するその卓越した比肩ないセンス。…
暗喩(metaphor)と言ったときに、一般的に思い描かれているのは、実は記号(signal)や直喩(simile)であり、叙事性と叙情性についても、それが優れた作品であるほどに、どこかで転倒する現…
>>続きを読むエンディングで泣かせてくれる作品は数多くありますが、オープニングから泣かせてくれる作品はそうはない。
フェデリコ・フェリーニ監督の『アマルコルド』は、そんな気持ちにさせてくれる稀有な作品です。
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