ひげしゃちょー

誰がためのひげしゃちょーのレビュー・感想・評価

誰がため(2008年製作の映画)
4.2
ゲシュタポに協力したデンマーク人達を抹殺していく二人のレジスタンスの生き様を描いた作品。 自分達の信じる大義のためにやっていたことが、組織にとって都合の良いヒットマンになっていき、愛する女も組織も信じられず、疑心暗鬼になっていき自分が何のために人殺しをしているのかわからなくなって破滅に向かっていく。 ラストの「俺たちは確かに存在した」という言葉が切ない。 ノワール臭が強くてレジスタンスを扱った映画の中では異質。