勝新太郎の座頭市を初めて見たのがこの作品。
渋い。
渋すぎる。なるほど、かっこいいと思わされる映画だ。
座頭市は絶対に負けない。
強すぎる。
いわばマーベルでいうサノスだ。
DCでいうスーパーマンだ。
これは立派なヒーロー映画と言えるだろう。
日本はこういうヒーローをもっと作ればいいのにと思った。
座頭市のスキルはご存じ居合い斬りだ。
逆手にもった仕込み刀でバッサバサと人を切る姿は、まさにスーパーマンやサノスのようだ。CGのない時代の「工夫」で撮られた殺陣はこれまた見ていて面白い。
また、剣をしまっている間のストーリーにも注目してほしい。
緊張感がヒリヒリと伝わるシーンもあれば、おどけたり、賭博の裏をかいたりとお茶目なシーンもあり、飽きない。
この作品単体で見ても何の問題もないと思うので、気軽に見てはいかがだろうか。