タカとん

座頭市鉄火旅のタカとんのレビュー・感想・評価

座頭市鉄火旅(1967年製作の映画)
3.9
勝新太郎の座頭市を初めて見たのがこの作品。

渋い。
渋すぎる。なるほど、かっこいいと思わされる映画だ。

座頭市は絶対に負けない。
強すぎる。
いわばマーベルでいうサノスだ。
DCでいうスーパーマンだ。
これは立派なヒーロー映画と言えるだろう。
日本はこういうヒーローをもっと作ればいいのにと思った。

座頭市のスキルはご存じ居合い斬りだ。
逆手にもった仕込み刀でバッサバサと人を切る姿は、まさにスーパーマンやサノスのようだ。CGのない時代の「工夫」で撮られた殺陣はこれまた見ていて面白い。

また、剣をしまっている間のストーリーにも注目してほしい。
緊張感がヒリヒリと伝わるシーンもあれば、おどけたり、賭博の裏をかいたりとお茶目なシーンもあり、飽きない。

この作品単体で見ても何の問題もないと思うので、気軽に見てはいかがだろうか。
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