監督の白石晃士を好きなフォロワーさんがおりまして、白石作品をオモシロイオモシロイと言っているもんだから、普段は邦画のホラーをあまり観ない私も食指が動いてTSUTAYAの棚からなるべくドギツそうなのをチョイスしてきました(*^^*)
さて本作「グロテスク」。
パッケージを手に取ったら何やら注意書きが…
※とてつもなく残虐映画です。
※嘔吐覚悟でご覧ください。
※モラルはお捨てください。
と書いてある。
さらにアンレイテッド・バージョンがあったのでレンタル決定。
大袈裟な宣伝文句に期待して観たのですが…
なんか最初は新手のAVかと思いましたよ。
この監督さんはエロ好きなんですかね?
まあ嫌いな人はいないか…
などと考えていたら、おもむろにグロが始まりましたよ♪(≧∇≦)
うーん…感じとしてはイーライ・ロス監督の「ホステル」に似た≪痛さ≫のグロですかね。
タイトルが「グロテスク」なので、グロに興味のない方はご覧にならないとは思いますが、グロ耐性がお付きになっていらっしゃらない方には多分かなりグロいかも知れませんのでご注意下さい。
ちなみに私はお菓子をボリボリ食べながらウヒャウヒャ笑って観てましたが…(あ~、フォロワー様が減っていく…(笑))
ストーリーは単純ですが、シニカルな主張は感じられました。
曰く、「よく、好きな人のためには死ねると言うけれど、本当に出来るのかい?」ということ。
まあ本作の場合、襲われるカップルの関係を微妙なものに設定しているため、少しズラしてツッコミを入れられるようになってますが…
タイトルの「グロテスク」にはおそらくもうひとつ意味があって、それは本作の謎の男のキャラが≪姿かたちではなく、人としての感情が異様(グロテスク)≫ということなんじゃないかと思います。
この謎の男が面白いです!!(≧∇≦)
「これから君たちを責める」
「もうグチャグチャにするからね」
などということを日常会話のようにサラっと宣うわけですよ。
こりゃね、威圧的に怒鳴り散らす輩よりも断然怖い。
さらに、特に強面ではないけど、絶対に意思を曲げないだろうなと思わせる目が不気味で怖さに拍車をかけております。
この謎の男を演じているのは大迫茂生。
前回レビューした「片腕マシンガール」ではチョイ役でしたが、本作では爬虫類的粘着質キャラが爆発しております!!
本作後は白石監督作品によく出るようになったようです。
なので、大迫さん目当てに白石監督作品をまた観てみようとは思うのですが…
でも正直言って白石監督の他の作品が、本作よりも面白いという保証はないしなぁ…(笑)
何て言うか、本作も面白いのか?と問われたら、「まあまあ…いや…う~ん…( ̄▽ ̄;)」という感じなんですよ…
まあ、Filmarksで8000本以上マークしてるフォロワーさんが白石監督作品をオモシロイオモシロイと言ってらっしゃるので、また気が向いたら観るかも知れませんが、本作は純粋にグロがお好きな方、または大迫さんのファンの方にしかお勧めできません(;^_^A
とにかく、もしご鑑賞になるのでしたら、グチャグチャなスプラッターシーンを巻き戻して何回も観る私のような人は除いて、健全な精神の方は自己責任でお願いいたします~♪(≧∇≦)