ぜろみおん

グロテスクのぜろみおんのレビュー・感想・評価

グロテスク(2008年製作の映画)
3.0
ワキ臭のキツイ変態お医者さんが、仲睦まじいカップルをハンマー殴打で拉致って、拷問部屋でいろんな痛い拷問をしちゃう映画。そんな内容なので中身はさほどない。
男の子、女の子、交互にとても痛い拷問をするんだけど、変態お医者さんの目的はこのとんでもねぇ苦痛に耐えるふたりを見て愛を感じて感動すること。なんてやつだ。
彼氏の指で作ったネックレスやら、精巣に釘打ち、男性器チョッキンやら比較的、彼氏のほうが痛そうでかわいそう。
彼女も腕なくなっちゃったけど。
淡々と喋りながら拷問する変態お医者さんの演技にいちいち笑っちゃう。

ある程度痛めつけたら、必死の形相でふたりを助ける為に処置を施すんだけど、
助かったふたりが放送禁止用語を普通に吐き、あの変態お医者さんいい人じゃん
みたいな事を言いだした時は真顔になってしまった。
こいつら大丈夫か。

その後、回復したふたりを再び拷問地獄に落とし、彼女救出不可能な無理ゲーやらされたシーンは大笑いした。
だって指ないじゃん。しかも切れないように作ってあるじゃん。
ここはぜひ観てもらいたい。

ラストはまさかの超展開。
ぽかーんとした後に少しずつ笑いがこみ上げてきて、ツボってしまった。
白石晃士だいすきです、ぼく。

ちなみに、R-18指定。
とんでもなくグロいってネット等で話題になったみたいだけど、低予算ゆえに作り物感満載なので、それほどまでグロくはないです。
痛みを想像しちゃうと少しキツイかもしれないけれど。特に男性は。

ワキガ医者「感動したっ!」