「もう少しで奇跡だ!」
2019年一発目はこれだァ!
劇場公開版(?)を観ました。
ラストが違うそうですね。
レーティングの問題であのラストに無理やり変えたからなのか「そんなことあるかい!」ってツッコミたくなるくらいケレン味に溢れた描写が最後の最後に来るので、テンションが否応なしに上がりました。
にしてもムゴい!
グロ、ゴア描写はわりと慣れてるはずでしたが、本作はもうグロいとかではなくて、とにかく痛い!
「うわっ!うわうわうわうわうわうわ!痛い!痛い!痛い!!!」って声出しながら観てました。
チェーンソーでぶった切られるよりも、チマチマ ハサミで細かいところを切られる方が見てて痛いです。
登場人物の成長とか、そういったドラマ性を無視したモンド映画としての純度が高くて、ある種の清々しささえ感じますね。
終盤の展開は、もう笑えてきちゃいました。
「もう少しで奇跡だ!」って応援してくれたりがもうカオスで笑っちゃうんだけど、
ここはやはり白石晃士監督、「愛」をメインテーマに頑張る人間の姿には、つい涙が出そうになりました。
なので笑いながら、それでもふと感動し泣きそうになり、そんでもってそれを無下にする最低(つまり最高)な仕掛けにまたつい笑っちゃう、観てるこっちもカオスになる名場面だったと思います。
観終わったとき、映画を撮るときに使った血のりの臭いが鼻の奥にフラッシュバックしました。