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水の中のナイフのmiwanのレビュー・感想・評価

水の中のナイフ(1962年製作の映画)
2.0
裕福な夫婦と青年が偶然出会い、湖でセーリングをするお話。

モノクロが艶っぽい。そして、一人の背後からのカメラアングルが主観的な映像を映し出す。

映像はとっても素敵なのに、青年が無理。ワタシのゾーンを大きく外した俳優さんだった(-_-)。
とても19歳に見えないし、青々とした色気も感じられなかった。「青年とナイフ」なんて、危険な香りがプンプンな筈なのに…ホントに残念。

旦那さまは、若者に説教しがちなよくいるおじ様。確かに人生経験が豊かで考え方も大人のように見えるけど、若者の青さを素直に認められず、それでいて若さで対等に張り合おうとする。
気持ちはわかるけど、こちらも無理。

奥様は、妙な髪型と妙な教育ママ眼鏡でちょっと引いた。1962年の作品なのでその時代のファッションかもしれないけど、およそ可愛いとは言えない。でも、眼鏡を外して髪を下ろしたら別人のように色っぽくなった。

ヨットの密室感とか三人の微妙な関係とかとても魅力的なシチュエーションだけに登場人物がストライクだったら…と悔やまれる。
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