水の中のナイフのJumblesoulのレビュー・感想・評価

ポランスキー監督が母国ポーランドで作った出世作。
舞台は車と湖のヨットと二箇所だけ。そして出演者は僅か三人のみ。
この設定では退屈そのものになるはずなのに、最後まで程良い緊張感が続き観てしまう。これは脚本に参加しているイェジー・スコリモフスキーの手腕によるものらしい。
何かが起こりそうで結局何も起こらないサスペンスという、難しいテーマで良く作品を完成させたものだ。さすがポランスキー監督である。
クシシュトフ・コメダによるモダンジャズも秀悦。

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