なぜもっと早く今敏を知っておかなかったのか、今日BSでの放送を観て去来するのは間違いなくそれ。
毎年観たくなるような愛おしい寓話であると同時に、海外で今敏が高い評価を受けるのも頷けるとてつもない映画だった。
アニメだから出来る表現ってのはもちろんあるだろう(ハナのキャラクターとかモロにそう)が、結婚式での襲撃や救急車がコンビニに突っ込んだりするシーンなんかは、実写映画でなければいまいち映えないシーンってイメージが自分の中ではある。
それを本作ではアニメーションにデフォルメせずに落とし込んで、持ち味を鈍らせないのだから、
今敏の見えていたヴィジョンってものすごいんだな、って素直に思った。
来年は「PERFECT BLUE」と「千年女優」を絶対に一月中に観よう。