ジャームッシュの師匠でもあるニコラス・レイ監督作品。ジャームッシュファンとしては贔屓目に観てしまいます。
NYの刑事ジム(ロバート・ライアン)は日々の任務で心が荒んでいた。容疑者に暴行を加えたことで左遷となり、田舎町の少女殺人事件を担当させられる。
捜査を進める中でジムは犯人の少年の家で盲目の姉(アイダ・ルピノ)と出会う。孤独な男の苛立ちが、盲目の女性と出会うことで穏やかになっていく…
心が荒んで盲目になっていたのはジム自身だったんだな、きっと。孤独な者同士が引き寄せられるお話だった。前半の夜の映像から、後半の雪の白い世界への転換が印象的でした。