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危険な場所でのlemmonのレビュー・感想・評価

危険な場所で(1951年製作の映画)
3.3
感情の持って行き場の難しい作品だった。

主題は主人公の孤独との葛藤。出会った盲目の女性との関わりから、少しずつ変わっていく。そこは良かった。

ただ少女が殺された事件が舞台となると、、、ヒロインにも、ヒロインの弟にも思うところはあるが、少女の家族への同情がやはり勝る。クライマックスの父親の心情は理解できなかったなあ。


冒頭からロバートライアンにしては凶暴性のある刑事と言うのが合っていないように思えたが、観ていくと徐々に違和感は無くなった。

父親を演じたウォードボンドは良かった!
出演している作品を眺めると有名作だらけで驚いた。先日観た「鉄人ジム」のマッチョボクサーだ、全然別人やんけ😆


もう一つ映像的にも工夫が見られて面白かった。ルピノのファーストショット、ルピノを叩こうとする場面、あと逃亡者を追いかけるシーンは手持ちカメラのように始まりワクワクしたが、すぐショットが切り替わって少し残念😓
まだまだあるが、全てうまくいったかと言うとそこは少し疑問点あり😅



ルピノ観たさでみていて、全然出てこねーじゃん!(笑)と、「ヒッチハイカー」のミスをまた犯したかと思って、焦った。
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