水無月右京

バーレスクの水無月右京のレビュー・感想・評価

バーレスク(2010年製作の映画)
5.0
まっすぐな性格でちょっぴり気は強め、やる気に満ち溢れている主人公が夢を叶えていくサクセスストーリーです。

片田舎のバーで働いていた主人公。こんなちっぽけなところもう嫌だ!ということでLAに出てきます。チラシ片手にバックダンサーやボーカルの職探しで一日が終わり、目に入ったナイトクラブで洗練された都会のショーを見て、私はここで頑張るぞと。

遅刻してきたクラブダンサーの顔のニッキーから、「飲み物持ってきて!ちょ~ヒマでしょ?」と言われ、むかついた主人公が切り返しを考えてじろじろ眺めてると、

「何見てんの!マナーってもん知らなーい?」
「あまりにも綺麗なんで見とれちゃって」
「それなら仕方ない。好きなだけ見てって♪」
「絶対・・・、わからないですよねー。。。」
「???・・・わからないって?」
「おとこだって」

(このやり取り、飲んでたコーヒー噴き出しそうになりました)

こんな感じでテンポ良く適度な毒舌の入った会話ありーの、男女のラブロマンスありーの、お店存亡の危機ありーの、これらの合間に歌やショーが挿入され、見ていてあっという間の2時間でした。最初にシェールがダンサーを引き連れ歌うシーンは貫禄があり圧巻、それに惚れ惚れするアギレラの表情は、業界の大先輩シェールに対するガチなリスペクトも含まれていると思います。

主人公の頑張り屋っぷりというかガムシャラっぷりは、こんな感じです。

仕事ぶりが駄目ならお金要らない。働かせて!⇒働きながら歌と振り付け(ざっくり)マスター!⇒チャンスがきたら「私できます!(全力で立候補)」

後半半分あってなかった、とつっこまれるも
絶対頑張ります!死ぬ気で練習します!約束します!決して後悔させません!絶対にやり遂げます!チャンスをください!あなただってチャンスを貰ったことあるでしょ?と食い下がります。(スゲー)

俺ここまでガムシャラにこの仕事自分にくれ!と要求したことないわ。やってれば失敗しながら、もっと早く成長できてたかなー、、、?なんて思って、さっそく主人公の方向で新型俺も頑張っかな!とやる気スイッチ入りました。

冒頭で主人公がLAに出てきたとき、ホテルで1枚の写真を眺めた後、絵葉書に"私はここにいるよ"と書いて破るシーンがあります。その写真は、彼女が7歳の誕生日を迎えたときに一緒にとったもので、その後母親が亡くなり、身寄りがいないんですね。絵葉書にメッセージを書いて破ったのは、自分を天国から見守っている母親に、これから私はLAで頑張るよ!という一つの宣言だったんだろうな、と思いました。最終的には憧れの仕事につけ、良いパートナーとめぐり合えて良かったねとホッコリなれます。

見ているだけでも楽しめ、ストーリーも良く、見終わったら元気も貰える素晴らしい映画なので、まだ見たことのないかたは是非、ご覧になってみてください♪