桃色

バーレスクの桃色のレビュー・感想・評価

バーレスク(2010年製作の映画)
4.0
先日、ミュージカルあんまり好きじゃないとか言っちゃて…

その後にいろいろ思い出したんですよね、「サウンド・オブ・ミュージック」だってジュディー・ガーランドの「オズの魔法使い」だって好きだったじゃないかって。
そうそうディズニーの「美女と野獣」も「ポカホンタス」も「アラジン」もよ。
では、なんでミュージカルが苦手と思ってたんでしょうか。
多分、台詞で語る物語と歌の歌詞で語るドラマがごっちゃになってる作品が嫌なんだと思うのね。
歌にしちゃうとこれはもう溢れ出た感情になっちゃう。そういう押し付けが嫌だったりするのかも。
そもそも、ミュージカルとミュージック映画とどこか明確なボーダーがあるのでしょうか? その辺りよくわかりません。

また前振りが長くなりましたけど…
そういう意味ではこの映画は私にとってはミュージック映画に分けられるものですね。挿入される歌詞には主人公アリの心情が歌われていたりするけど、それでもそれは常に舞台の上のショーなのよ。
そして恋はちゃんと芝居のセリフで進めてくれる。こういうのが好き。

しかし、まぁ、本当にこのアリを演じたクリスティーナ・アギレラの歌唱力は圧巻ですな。この映画の80%はこの魅力でしょう!
シェールもこの時はもう60歳をとっくに超えてたよね。それなのに冒頭のおみ足スラッのボディーも歌唱力も凄いわ。本当すごい!
まぁ、ストーリーは複雑じゃありません。このショーをたっぷり観るにはそのくらいで許しましょう。結果のハッピーエンドもそれほどの苦労もなく手に入った感じだけどまぁ、それも良いでしょう。

「グレイテスト・ショーマン」のほうも「Never Enough」と「This Is Me」だけで★4つ付けちゃったのでこっちも公平に★4つです(公平にする意味があるかしらね?)

バーレスクというとストリップというイメージもあるようですが、ここでは「お色け」な程度。お子様にはあまりお勧めしませんが、女子でも楽しめるショーになってます。
桃色

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