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バーレスクのぉゅのレビュー・感想・評価

バーレスク(2010年製作の映画)
3.7
2022年 鑑賞 22-90-10
BS松竹東急 にて
スティーヴン・アンティン監督・脚本による、歌手になるという夢を実現する為にアイオワからロサンゼルスに出てきたアリ(クリスティーナ・アギレラさん)が、仕事を探してロスの街をさまよう途中、テス(シェールさん)が経営する、舞台の華やかな「バーレスク・ラウンジ」で、ウェイトレスから歌い手として成り上がっていき、「バーレスク・ラウンジ」を守る存在になるのを描いたミュージカル作品。

ー 古参と新参が旋風を巻き起こす ー
BS松竹東急開局、おめでとうございます!これからもよろしくお願いします!&色々期待してます!
やっぱり!もちろん!アリ役のクリスティーナ・アギレラさんの歌唱の迫力が凄っい!そして、町を離れ、ステージの上に憧れる説得力をビシビシ感じるシーンだった!テス役のシェールさんやニッキ役のクリスティン・ベルさんらに夢中になってしまう説得力もしっかりと伝わる!ミュージカル苦手な私も一気に引き込まれる!

どしゃ降りのシーン。アリの思いや行動も分かった上でのジャック(キャム・ギガンデット)の咄嗟の行動と台詞がいい!私には、どしゃ降りで女性を●●●●●っこなんて想像できないし、「行くあてがないんだったら... 」って言ったら、気持ち悪がられるだろうなぁ... って、思う。

ウェイトレスからの成り上がり。もちろん運もあるだろうが、あのオーディションっぽいシーンでのテスとのやり取りや、ダンスシーンから、アリの厚かましさ(いい意味で)や強引さ、前を向く姿勢が招いたことが大きい。私も見習わねば...

ニッキのアリへの嫉妬でBGMのコードを抜かれた時の、アリの対応やステージにより、借金で苦しんでいたバーレスクの覚醒が始まる!アリを見るテスの眼力、トラブルからの幕を下ろさせなかったテスの判断力とアリの歌唱力や対応力がそれを起こしたことを感じた一幕だ!2人なら風どころか、嵐を起こす!そう思えた!

空中権が大事。ゴージャスこそは花の都。うーん... 成り上がる様が良かっただけに、もう1ランク上がった中盤は、私には合わないかなぁ... 特にジャックのウダウダ具合が...

“まだ終わってないわ これからが本当の始まり”
テスの歌は沁みた。ニッキとの会話も良かった。テスという女性を表したシーン。アリは揺れ動く心と、知った驚愕の事実と、テスの目の前に迫る借金という名の絶体絶命のピンチ...

“私が本当にうれしいのはあなたに心の底から「ありがとう アリ」って言われること”
クライマックスの展開が最高!アリが練り、テスが下した最高の一手!まさかの展開!重要な鍵は空中権...

“家(うち)ニッキ戻りたい”
“おかえり”
“もしあなたがニッキのマネをしたら ここからほっぽり出してやるから”
“はい マダム”
“二度と「マダム」って呼ばないで”
“ありがとう アリ”
彼女はああは言ったが、アリやニッキら、歌い手、ダンサー、演奏者、スタッフらバーレスク全ての母(マダム)なんだろう!アリへのお化粧講習の時からそう思ったが、あの言葉は照れ隠しなのね!

“私は困ってると友達を見捨てたりしないわ”
まあなんだかんだとあったが、いいラストの展開だったかな。鏡越しのニッキとアリの描写最高!アリとジャックも、アリの言葉と、楽譜で救われた。


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