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バーレスクのyukinchiのレビュー・感想・評価

バーレスク(2010年製作の映画)
4.2
何度観ても元気をもらえる作品。
ミュージカルが苦手な人には、年配なら『CHICAGO』、若年ならこちらをお薦めします。
芝居面ではさすがにシカゴですが、SHOWを楽しむ趣旨としては、十分過ぎるクオリティのバーレスク。ステージを本領とするシェール、アギレラの配役は最良だったのでは。


やっぱり女の子はいいですねぇ。
セクシーさと、艶やかさがあるでしょ。観ているだけで、ソワソワしてしまうのは小生だけでしょうか(笑)。

異性に媚びることは、恥でも何でもなくて。
むしろ使えるうちに利用しないと損でしょ、と言わんばかりに、腰をくねらせ肩を揺らす彼女らは、美しく潔い。
ステージに立つ全員が、自分を見てもらおうとギラついているあの高揚感。
「私たちはこれで生きてんの。どうよ」という誇りがビシバシ伝わってくるのがたまりません。


ずいぶん若く見えるアギレラですが、当時すでに三十路前なんですね。華があり、歌っている時の表情がほんとに魅惑的。
武器になるスタイルを保っているだけでも、年取ってくると尊敬に値しますよ。
キャム・ギガンテッドも、見事な肢体を披露してますし。


個人的には、スタンリー・トゥッチの虜だったわけですが。なんであんなにゲイっぽいんでしょうね(^w^)
まるで『プラダ』のナイジェルのなれの果て、みたいな役だったな。

一番好きだったのは、シェールの幕開けの曲。『月の輝く夜に』も、観てみたくなりました。

ニッキ役のベルさんは、本当にそっち系の人かと思ってたけど(すみません)、もしかしたら、この作品ありきのアナ雪だったのかもしれませんね。



ストーリーは、『コヨーテ・アグリー』と変わりません。よくあるサクセスもので、テーマが絞ってあり、しごく分かりやすい。
ただラスト、機転が利いていたのは嬉しい誤算でした。勉強になりましたね。

とは言え、見処は何よりもSHOW。
ぜひ堪能してください。
きっと、みなぎってきますよ✴
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