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パリ、ジュテームのyukiのレビュー・感想・評価

パリ、ジュテーム(2006年製作の映画)
4.1
following のんchanのレビューで📎✨

連日の残業でクッタクタな毎日には、気軽に再生できてパリへの憧れを募らせる良作でした😌✨

今作は世界中の18人の監督による「愛」をテーマにした短編オムニバス映画。
パリ20区のうち18の区を舞台に、1区につき約5分間の短編映画にしている。

🌟1番のお気に入り🌟
【第2話】5区:セーヌ河岸
監督・脚本:グリンダ・チャーダ
共同脚本家:ポール・マイェダ・ベルジュ
撮影:ダヴィッド・ケズマン
出演:レイラ・ベクティ(フランス語版)(ザルカ)、シリル・デクール(フランス語版)(フランソワ)

軽薄なパリジャン、トリオ?😅
必死にナンパしている友達の傍から見えた
ヒジャブ🧕の女の子。
彼女が石に躓き転んでしまい、ひとりの少年が助けの手を差し伸べたことでストーリーが動き出す。
聡明で、意志の美しさが滲み出る少女に私も一目惚れ💕
ヒジャブをつけているのは自分の意志と語る少女とそのことばに耳を傾ける少年😌ふたりの眼の輝きが好き💕
ふたりともさりげなく美形で絵になる美しさ🥺💕
彼女の祖父が登場したシーンでは一瞬、緊張感が走るも、理解のあるよき祖父らしく😌彼に語ることばがすばらしい✨


⭐️コミカルさが印象的なラスト
【第14話】8区:マドレーヌ界隈
監督・脚本:ヴィンチェンゾ・ナタリ
撮影:永田鉄男
出演:イライジャ・ウッド(少年)、オルガ・キュリレンコ(吸血鬼)
●吸血鬼の求愛?😆

【第15話】20区:ペール・ラシェーズ墓地
監督・脚本:ウェス・クレイヴン
撮影:マキシム・アレグザンドル
出演:エミリー・モーティマー(フランシス)、ルーファス・シューエル(ウィリアム)
●オスカー•ワイルド大活躍😆

⭐️いつまでも心に残る恋の痛み
【第12話】「お祭り広場」Place des Fêtes
19区 (パリ):プラス・デ・フェット駅
監督・脚本:オリヴァー・シュミッツ
撮影:ミシェル・アマチュー
出演:アイサ・マイガ(フランス語版)(ソフィー)、セイドゥ・ボロ(フランス語版)(ハッサン)
●ふたつ並んだコーヒーカップ☕️が、こんなに悲しいなんて🥲

⭐️夫婦のカタチ
【第17話】6区:カルチエ・ラタン
脚本:ジーナ・ローランズ
監督:フレデリック・オビュルタン(フランス語版)、ジェラール・ドパルデュー
撮影:ピエール・アイム
出演:ジーナ・ローランズ(ジーナ)、ベン・ギャザラ(ベン)、ジェラール・ドパルデュー(店主)


【第7話】12区:バスティーユ
監督・脚本:イサベル・コイシェ
撮影:ジャン=クロード・ラリウ
出演:ミランダ・リチャードソン(赤いトレンチコートの女)、セルジョ・カステッリット(夫)、レオノール・ワトリング(愛人)

妻と別れるためにカフェで待ち合わせた夫は妻が白血病の末期と知り、「声」に従い自分にとってはつまらないことでも、妻の好きなことをしてあげる。

村上春樹「スプトーニクの恋人」の朗読、
(春樹さん、さりげなくディスられてますよ!)
ドルチェ、セール、昼間の映画…
どんなことでも最期にしてあげられることは感慨深いと語る夫🥲

妻に恋する夫を演じているうち、もう1度
妻に恋する夫が素敵😌✨

情熱的な愛人が別離のメールに卒倒する、コミカルなシーンも間に入りながら、赤いコートを見ると胸が痛む。
視覚と痛覚に鮮烈で余韻が静かに続く。。
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