偽マフマルバフ事件
ホセイン・サブジアンがモフセン・マフマルバフになりたがった理由が幼稚だなと思ってしまう程サブジアンの声が小さい
英雄になれたことで思わぬ展開に居心地の良さを覚えてしまう
気のせいかたまにキャストがカメラ目線であったり始まって数分であぁこの世界を待っていたと感じるキアロスタミ
蹴られた缶の転がる音
誰の目にも留まらない男の叫び
八方塞がりの人生で心の安らぎを与えるのはマフマルバフの世界観であることに切実な気持ちになる
罪を犯しているのだけど他人事では終わらせられないから事件後にサブジアンを待っていた思わぬ出会いが神の恩寵のように感じられた
声が切れようが画像がガタガタだろうがドラマチックで胸熱です
辛くとも自分自身であるしかない
ヴェルナー・ヘルツォークが「史上最も素晴らしい映画作りについてのドキュメンタリー」と語ってます
ジャケットも何かをとても伝える美しさ