テイアム

127時間のテイアムのレビュー・感想・評価

127時間(2010年製作の映画)
3.6
どんなホラー映画のスプラッターシーンやゴア描写も、顔を歪めながらもそれを表現として受け取っていたけれど、小学校の頃に観たジョーズでクイントが喰われるシーン以来初めて、ほんの僅かな瞬間だが目を伏せてしまった。
本当は人に言いたくない事だったけれど、映像にはそれ程の力があったと思う。
スプラッターやゴア描写も振り切れればギャグになり得る曖昧な境界があるものの、絶望や痛みに抗う生への渇望を剥き出しにした主人公を演じるジェームズ・フランコの鬼気迫る姿に、物語の前半とは対照的に笑いの要素など皆無に等しく、鑑賞前に物語としてこの後生き延びる事を知っていたとしても、私はまたこの威力に耐えられるかどうか。果たしてアレを直視出来ない自分は、心に何か未発達なところでも有るのかと心配になってしまった。
やはり私は同じことを出来る自信が無い。