かっこ

127時間のかっこのレビュー・感想・評価

127時間(2010年製作の映画)
3.5
奇っ怪な遭難の極限状態をとんでもなくスタイリッシュに描く。
ただただしんどかったであろう127時間を、楽しみながら追えちゃうの凄い。
些細な心情の変化を想定外の映像でぽんぽん表現しまくるダニー・ボイル節よ。楽しい。
主人公の水への渇望をコーラのCM流して表現するの好き。

終盤、アーロンが周りの人を想い、絶望から立ち返り、最期の決断…
からのエグ過ぎ弦楽器演奏シーンには震えた。観てるだけでぐぎぎぎぎって言っちゃう。
『サンシャイン2057』でも思ったけど、孤独、恐怖、狂気、苦しみ、痛みの直感的な表現もスタイリッシュながらすんごい。
かっこ

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