トムトム

カイジ 人生逆転ゲームのトムトムのレビュー・感想・評価

カイジ 人生逆転ゲーム(2009年製作の映画)
2.5
「カイジ ファイナルゲーム」を観る為に予習しました。
原作は読了済です。

遠藤の性別が変更されていたり、大袈裟な音楽や演技などザ・邦画という感じです。

上手いとか下手とかではない藤原竜也の藤原竜也演技がこの映画を持たせています。

原作を読んでいる身としてはストーリーの詰め込み具合が気になります。
確かにカタルシスを得る為にはEカードまでやらなければならないのは理解できますが。

そのために一つ一つのゲームが薄められまくっているのは問題だと思います。
特に「カイジ」を人気作品に押し上げた限定ジャンケンが酷すぎます。
会場のグーチョキパーの総数をカウントしていなければ駆け引きも生まれません。
1つ100万で星を買って100万で売ったら金利分の損しか出ない気もします。

しかし奪い合い騙し合うギャンブルの場で相手の優秀さを信じる事によって逆転するEカードのロジックとカタルシスは素晴らしいです。

何故か天海祐希演じる遠藤がヒロインっぽい立ち位置で不二子ちゃんみたいなムーブをするエンディングは酷すぎます。

佐原や石田のオッチャンの死を乗り越えてまでゲットしようとした金をフランクに奪われすぎです。

香川照之と黒服をやっていた鈴木亮平で「中間管理録トネガワ」をやって欲しいです。
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