20211213、2回目
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番匠監督、同じく岡田茉莉子の『橋』に続いて二本目
これは佳作、不思議と木下恵介『今年の恋』(好き)に風合いが近くて、かなり愛せる
今作は人情〜メロドラマ軸にしつつも『今年の恋』っぽいドライな笑いのエッセンスが良い按配
岡田茉莉子が共通なのはもとより、クラシックギターの哀愁系劇伴、少年が人間を繋げ物語を回すなどの共通点、吉田輝雄と仲谷昇のキャラが近い、など
劇中劇『罪なき女』、かなりリアリティあったけど実在するのか?
岡田、岩下のこういう絡みも珍しいのではなかろうか
東京タワー、東京駅などロケも充実
シネマヴェーラで今作の前に観た『出獄の盃』、フィルマークスに登録ないのでここにメモ
3.5
井上梅次、今作は大映ながらも日活みを感じた
混み入りが激しくわかりやすいカタルシスに欠ける