きょう

ブルゴーニュで会いましょうのきょうのレビュー・感想・評価

3.5
20歳でブルゴーニュをあとにし、パリでワイン評論家として活躍するようになったシャルリは、パリで著名なワイン評論家🍷として活躍していた。そんな彼のもとに、実家のワイナリーが倒産の危機の報せが入り、シャルリは実家へと戻る。久しぶりに父との再会をするシャルリだったが、父はワイナリーを捨てて出て行った息子が許せないでいた。なかなか2人の溝は埋まらないでいたが、シャルリは家族を守るために、ワイナリー再建を自分の力で行おうと決心する。


自分の家の仕事を継いでもらいたかった父、それをせずに自分がやりたいことをするために家を出た息子。
ワイナリーが倒産の危機となり、息子が実家に戻ってきますが、歩みよろうとする息子に対しての父の態度が本当に頑固でネガティヴすぎるなと思いました💦
きっと、よほどワイナリーより自分のやりたいことを優先した息子が許せないのでしょうね。
ただ、この父の頑固っぷりなら、息子が家を出ていきたくなる気持ちも理解できました😅💦
2人の溝は埋まらないまま、しかし、実家を守るために息子シャルリは自身でワイナリーを再建しようと、新しい技法をとり入れたり、試行錯誤を繰り返しながら、ワイン🍷造りに励んでいきます。
最初は息子のやることなすこと全てが気に入らなかった父でしたが、やはり心の底では息子は自分にとっては大切な存在ということは切り離せないし、だんだんと打ち解けていきます。
このマレシャル家の隣のモービュイソン家もワイナリーを営んでいて、両家はライバル同士。そこは母と娘でやっていってますが、こちらも母が頑固すぎて、アメリカ人と結婚した娘ブランシュがワイナリーを継ぐことに大反対。隣同士で全く逆です😅
遠い昔にシャルリの父とブランシュの母は恋愛関係だったこともあり、その辺の人間ドラマも深い感じでした。
そして、シャルリもかつては幼なじみでアメリカ人の妻であるブランシュに惹かれていくようになり…
ラストは最高のワインを造り出すことができ、ワイナリーも継続することができ、父子の親子の絆も戻り、シャルリの恋も良い方向へいくような流れになれば…😌


親子でも、夫婦でもそれぞれ1人の人間だから、価値観や思いが違うのは当たり前。一つの考えにこだわりすぎて、それを相手に押し付けてしまうのは違うと思います。今、自分自身にも家族間で様々な問題に向き合わなければならないことがあります。
ちょうど、そんな時にこの作品に出会えて良かったと思っています。
人生は一度きりだから、後悔しないように自分自身が納得できる生き方ができればなと思いました。
この作品、様々なマイナス意見が多く見られましたが、私はストーリーもわかりやすく、家族というものを深く考えさせられた良い作品だと思いました🥺✨
きょう

きょう