このレビューはネタバレを含みます
ロバートとその妻ガートルードは互いがどこか潔癖主義で、ああだからタイトルは理想の~なのねと思ったけど、そこにチーヴリー夫人がやってきて物語を掻き乱していく。
彼女はどこかトリックスターのような様子なんだけど個人的にはとことん笑えない悪女そのものだった。しかしその影によってロバートとガートルードは新たなステップへと踏み出すことができた。
ロバートとガートルードが近代イギリスのメタファー(性の抑圧や階級社会など)なら、それらを脱した後のラストの結婚式にも一層深みが出てくる。
あともうケイト・ブランシェットがちょー可愛い。