女

バッド・エデュケーションの女のレビュー・感想・評価

バッド・エデュケーション(2004年製作の映画)
3.5
アルモドバルさんの描く“女”が好きな私にとって、いまひとつ手が出せなかった本作『バッド・エデュケーション』。だって見るからに男臭そうなんだもの!
思い切って観てみたら、案の定、天使みたいな少年と神父と男前と元男と…それぞれが交わる、所謂“男祭り”ムービーなのでした。


現役映画監督(スランプ気味)のところに、かつて神学校の同級生(友達以上…♡)が16年ぶりに会いに来たところからお話は始まります。「僕、今俳優なんだけど、使ってくれない?面白い自伝的原稿も持ってきたよ!」なんてことも言う。読んで、空白の時期を埋めつつ、更に上書きされていく過去と、監督として撮影していく作品と。

美化されすぎなような“映画の中の【映画】”と、もっと汚い欲にまみれた“映画の中の【現実】”とが、ネチっこい感じで絡みますが、なんか結局は俳優陣はイケメンだし綺麗なんだよなー。

みんな身勝手です。破滅的です。
やっぱりそこがアルモドバルさん作品では大事だと思うし、自己中で嫉妬深い感情が蠢く様は、男という生き物だからこそ美しく際立つのだなぁーとも思うのです。女中心の話だったら、なんか感情的になりすぎてかえって退屈だろうしね。
いやいや、やっぱりコッテコテの昼ドラ具合が好きだなぁアルモドバル作品。