いかえもん

バッド・エデュケーションのいかえもんのレビュー・感想・評価

バッド・エデュケーション(2004年製作の映画)
3.5
アルモドバル監督をもう一本。
ガエル・ガルシア・ベルナル目当てでももちろん。

映画監督として成功を修めているエンリケのもとに、少年時代の同級生のイグナシオが自分が書いたという小説を手に訪ねてくる。その小説には自分たちが少年時代を過ごした学校でのことが書かれていたが…。というお話。

ガエルが女装するシーンが出てくるんですが、誰かに似ている…と思ったら、ジュリア・ロバーツに似てません?ガエルが女っぽい顏なのか、ジュリアが男っぽい顔なのか、男女のきれいな顔の中間地点がそこなのか?とか関係ないことを考えながら観てました。

さてさて、中身ですが、少年時代のお話と現在のお話、そして本当の過去の出来事が交錯する形で進み、このイグナシオを名乗る青年は本物なのか?いったいイグナシオはどうなってしまったのか?といった謎を追いかけていき、なかなか目が離せないストーリー展開で、最後までひきつけられて観ました。ただまあ何かが残る映画という点では、ちょっと薄いかな…。「私が、生きる肌」の方がインパクトはガツンときますね。

途中で登場する神父さんが、ちょっともう、また変態出てきたわ~って感じなんですが、これがまた最後まで笑えるほどに、哀しいほどに変態なんですよ。

男性同士のベッドシーンが結構多いので、苦手な方はそこはご注意を。