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ハメットのyaaaのレビュー・感想・評価

ハメット(1982年製作の映画)
4.0
ストレートな探偵ものを。
「マルタの鷹」などハードボイルド文学を確立した作家ダシール・ハメットが主人公のハードボイルドもの。
裏切り、悪女、酒場、タバコ、パンチ…とにかくハードボイルドのアイテム満載でそれほど難しくない事件が展開。入門篇としては最適か。
ハメットがピンカートン探偵社(明日に向かって撃てでサンダとブッチを追い回す人々)に所属してたのは事実でそのスキルで事件を解決する嘘物語が展開。その体験で小説書いてるみたいな遊びがある。オマケにはハメットの部屋にマルタの鷹まで置いてある。

まあまあ、映画自体はあっさりした感じでほぼセットで撮影されているから白黒時代のハードボイルド映画の雰囲気を醸し出す。

フランス・フォード・コッポラ製作で監督がヴィム・ヴェンダース。
ロードムービーの巨匠が路上でなく箱庭世界で物語る。
製作上におもしろ話があってコッポラがあれやこれやとヴェンダースにイチャモンつけて完成までに7年かかる。その間に「ことの次第」を撮ったりして。

そんな経緯があるから完成した映画はどうかというとこれまたそつなくまあまあ仕上がり。
それがまた期待はずれというか、ヴェンダース風味薄いというか。
なんか異様な雰囲気帯びた映画でもよかったんだけど。
コッポラでいうところの「ワン・フロム・ザ・ハート」みたいな「あーあっ、やっちゃったよ!」みたいな個性的な映画が観たかった。

変な要求してます。