黒沢清のバイオレンス映画
とあるオフィスビルで働く女性社員と、そのビルで警備員をしながら人を惨殺していく男の物語。
伊丹十三の元で『スウィートホーム』を手掛け(まだ未見です…。)娯楽作品に目を向け始めたかストーリーはとても面白いです。
と言っても巨大な松重豊が人を殺しまくるだけですのでストーリーはあるのか分かりませんがw
今は有名になった大杉漣や内藤剛志、諏訪太郎もこのときは無名。
松重豊もデビュー作。今では『孤独のグルメ』でごはん食べまくる人になったのでどうなるか分かりませんねw
凄く面白いですが、画面が暗すぎてよく分からない部分があったり、殺人描写も直接的で怖さはあまりなかったです。
とはいえ、スピルバーグから影響を受けているような笑いと怖さが相まった血みどろな残酷描写もあった。
『神田川淫乱戦争』が凄すぎて、これは普通でした。
黒沢清は『スウィートホーム』『DOORⅢ』『ニンゲン合格』『カリスマ』『降霊』『回路』『アカルイミライ』『トウキョウソナタ』『岸辺の旅』『散歩する侵略者』『旅のおわり世界のはじまり』など観たいのがたくさんある!