Ryoko

エヴァの匂いのRyokoのレビュー・感想・評価

エヴァの匂い(1962年製作の映画)
4.2
惚れ惚れするほど煙草が似合い、金持ちとレコード以外には興味がなく、ドレスみたいなパジャマで眠るエヴァ。貫禄ありすぎの美しさ、匂い立つ色香、冷めた視線がもう、たまらん。。
何度“みじめな男”と吐き捨てられようが、殺したいほどメロメロになっちゃう。これぞ最強のファム・ファタール。

ビリー・ホリデイの曲がしっくりくる気だるさ、鏡越しの視線、またしてもロージー美学炸裂。アントニオーニの『夜』も大好きな映画で、ジャンヌ・モローだし、撮影監督も同じで、キメキメなショットが似ている雰囲気な気がした。
Ryoko

Ryoko