あや

エヴァの匂いのあやのレビュー・感想・評価

エヴァの匂い(1962年製作の映画)
3.3
書いた小説が当たった作家のティヴィアンは小説が映画化になり、もうすぐ婚約者との結婚も控えていて順調だった。
急に降ってきた雨で高級娼婦のエヴァは客の男性と雨宿りのためにティヴィアンの家に入り、そこでティヴィアンはエヴァと出会う


金とレコードにしか興味がないエヴァにティヴィアンが破滅させられる話。
ジャンヌ・モローよりむしろティヴィアンの婚約者の方が万人ウケするような美人で若い。なんでエヴァが?って首をかしげても、エヴァにはティヴィアンの婚約者に備わっていないものがあるのだ。
婚約者のフランチェスカも十分魅力的なのですがエヴァは謎めいているだけに妖しい色気があり、レコードをかけて雨に濡れた髪を拭き、着替えて大好きなお風呂に入る所作までもが官能的。


エヴァに「みじめな男」と言われても追いかけて骨までしゃぶりつくされるティヴィアンってやっぱりアホだ、破滅させられるというか自滅というか。
鏡越しの役者を撮るみたいなカメラワークが頻繁に出てきておもしろかった
あや

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