自宅にて鑑賞。
あまり期待せずに観たら、画も音楽も脚本もかなり好みでびっくりしました。
ヴェネツィアにローマとロケーションがまず最高な上に、いちいち構図もすごく良い。
ミシェルルグランの音楽も嫌い…
ある女と、その女に溺れる男の話。男に主導権を握らせないファム・ファタールを前にした彼に為す術は無く、どんどんのめり込み破滅に向かって行く。滑稽だ。ジャンヌ・モローの怖ささえ感じる笑みが頭から離れない…
>>続きを読む気が狂ったロマンティスト狂い咲きくらい狂っている。ジョセフ・ロージーの堅実というか現実的冷徹な視点と演出により男の惨めさだけが匂い立っている。サディストでサイコパスな人間の心を持たない女よりそれに翻…
>>続きを読む微笑めば微笑むほど恐ろしいモロー。デフォルトの口角が下がった表情がまず普通に怖くて、それが上がる時に獲物捕獲モードに入る感じ。他人になんの期待もしていないことを隠さないのが良い。
字幕を読み、仏吹替…
この手のファム・ファタールを「ウホいい女」と感じるかどうかは万国共通、時代や世代を超越するという訳ではないと思うけど、大体の傾向は押さえておいてからの多様性ではないかと。ま、小難しい言い方してしまっ…
>>続きを読むファムファタールは一歩間違えればサイコパス。エヴァ(ジャンヌ・モローさん)の心情は理解できない。人の気持ちを理解していない女は果たして良い女なのだろうか。だが、一生に一度くらいあんな横暴な態度を取っ…
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