「最高に面白いコメディ映画50本」第10位に選出される他、タランティーノやロメロなど映画界を代表するカルトヒーロー達に軒並み絶賛される稀代のB級フィルムメイカー、エドガー・ライト。そんな彼に加え、ブリティッシュコメディの象徴サイモン・ペグとニック・フロストら名優陣を含めた所謂スリー・フレーバー・コルネット3部作の2作品目にあたる本作。古典的なゾンビネタに腹が破壊される程のブラックジョークをねじ込んだ前作に引き続き、バディコップというこれまた古き良きなテーマを引っさげ今作でも抱腹絶倒の嵐。ライトらしいパロディセンスは随所に見られ『バッドボーイズ2バッド』や『L.A.コンフィデンシャル』などまんま使いも実に面白い。ファニーさを損なわないスプラッター表現には感動するほど終始センスしか感じない。
