偽の売国奴
時は1942年、第二次世界大戦中。中立国のスウェーデン人のエリックは枢軸国のドイツから石油を買う仕事をしていた。すると連合国側からドイツに協力する者として新聞に載った。そこに名誉回復をチラつかせる英国諜報部がエリックにスパイをするように持ちかける…
そう。スウェーデン人の主人公の名前が…
エリック・エリクソン!
まさにスウェーデン人な名前ッ!
エリクソンと言えばフィンランドのノキアと同じく、かっこええ携帯作ってましたよね〜使ってましたよーソニーエリクソン!
名前で韻を踏むのはどこの国もやるんやね。
エリックはサラリーマンなのでスパイの実力はない。しかしドイツで仕事をしているだけあって、己のドイツ人脈で協力者を増やしたり、連合国側ドイツ人女性スパイと連携し、何度もドイツ国内に入り、活動する。
エリックの良い人柄も、ドイツ人女性スパイの、自分が諜報活動をすればする程ドイツ国民に被害が出るという事に苦しむ様もよく描かれている。
エリックには様々な危機が訪れて、その度にハラハラしっぱなしになる!
これが007やジェイソンボーンならスパイの実力で切り抜けるんやけど、リーマンのエリックだから観ている側はまぁ心臓に悪いン!てめーガキこいつめー!
あぁーハマったわー
1962年の映画なので、まだ戦中の雰囲気は出せてる方のかな。画面の荒さもだけど、それぞれの都市の街並みや風景が凄い。
下手な合成バリバリのアクションシーン、車外風景がハメ合成なシーンも無く、構成や演出、良いテンポでしっくりと楽しめた。これは掘り出し物の第二次スパイ映画の名作ですね。
TSUTAYA発掘良品で即ジャケ借りして良かった!文句なしの良品でおます。