「選挙」に投稿された感想・評価

選挙って何なんだろう。本質を突く作り。字幕もナレーションもない、観察映画の手法はこちらが何を読み取り、何を考えるか、常に試される。
T
2.3
田園都市線をどうにかしてください
清も濁も善も悪も全ての解釈を肯定する、とても心地よい豊かな映画。
気のふれたボインのマリリンモンローが気になる。
ぶぶこ
5.0

このレビューはネタバレを含みます

確かに、この映画は文句なく面白かったです(これだけ笑えたドキュメントフィルムは久しぶりです)。会場も何度か笑い声に包まれましたが、ふと「これを面白がるってどういう事だろう」という思いが去来しました。典型的な「どぶ板選挙」の模様を赤裸々に描いたこの映画、確かに日本の「民主主義」の実態を白日の下に晒したわけですが、我々はまさにこういう社会に生きているわけで、他人事のように笑いものにするだけでは済まないはずです。例えば山内さんの選挙事務所にいた自民党支持者たちの「オヤジ臭さ」だとか、ジェンダー感覚の無さをあげつらうのは簡単です(山内さんの奥さんを巡ってのジェンダー的「攻防」は、この映画の見所の一つでもあります)。もちろんそれは正しいのですが、では彼らにはどういう言葉でものを言えばいいか、別の選挙の方法があるのか、といわれるとはたと困ってしまうわけです。これではいけないと思いながら、代替案を出すこともなかなかできないもどかしさ。「面白うてやがて哀しき・・・」というのが、この映画を見た直後の感触でした。

というわけで、正しい意味で「問題提起的」なこの作品を皆さんも是非見てください。
ふるた
3.0
補欠選挙に出馬した人のドキュメンタリー

関係者による村社会的な慣習や、
形式化されたセオリーを強要され、
意思もなく操られるように選挙活動する候補者。

腐敗した前時代的なジジィ達だなと思いつつ、
でもいつの時代も肩を組む人のほうが多いとも思う。
Marin
4.0
東大卒業してればokみたいなね、、
俺総理大臣なりたかったんだよ、、
改革を進めて参ります!!!
どうか今回だけ、お願いいたします。
垂れ幕取られなくてよかったね。
政治で'妻'はないね、普通、'家内'だよね。

何が、したいの??政治家になって、何を良くしたいの??

どうして、彼を選んだの?

観ていると、限りなく疑問が湧いてくる。民主主義とは、何でしょうか?
日本は、民主主義国家と言えるのでしょうか??
観察映画。一番笑った。
戦い
4.0
外山恒一が言っていた「多数派のお祭り」という言葉を思い出した。
時間より早く来い。
大きな声を出せ。
家内は仕事を辞めろ。
投票率の低下がさけばれるが、こんなのに付き合う方がどうかしている。
I
5.0
詩学以来幾度となく試みられてきた「偶然を組織する」ドラマツルギーの最先端を見た気がする。

体操をする時に鳴る小銭の音、神輿を担ぐ時の靴と時計が、宮前平で生活する人たちにとって山内和彦、そして選挙それ自体がどこまでもストレンジャーでしかないということを示してしまっている。

勿論、いくら観察映画といっても編集者の主観・主張は混じりこんでしまうだろうけれど、物語→映像ではなく映像→物語の順序でドラマが組み立てられているならば、それは完全に独我的なドラマではあり得ないし、筋書きありきのフィクション、ドキュメンタリーとは差別化されて然るべき。

山内和彦という一人間の立候補からその帰結までという十分に面白い内実をもった物語があって、でも一方では幼稚園児を前にしての応援演説、名前の連呼等、内実の無意味さがどこまでも通底している、、。

勿論自民党支援映画ではないし、イデオロギーに関係なくむしろリベラルな人にこそ観てほしい、エンターテイメント。
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