よくある怒らせてみたら実はすごい強かった型映画かと思っていたら、割と一筋縄ではなく、その相違点に新鮮味を感じて終始楽しめた。
ものすごーく幸せなホームビデオから始まり、どん底まで突き落とされる一家。
法では裁けないダニ達を自分の手で裁く！と決意するも、なにせ普通のサラリーマン。
ここがいい！復讐をしようにも仕方がわからない。立体駐車場のドタバタしてるも意外と闘えてる感とか素人らしくも頭を使った戦術とか堪らなく楽しい。
怒りの感情の思いのままに復讐をしてみるも、更なる悪夢を招いてしまう、、。
からの本気の覚醒。
この構図が素晴らしく良いし、感情移入の余地をしっかり作れてるなぁと。
ただの復讐に燃えて覚醒するアクション映画にとどまらず、より人間味を加味し覚醒の前に丁寧にワンクッションいれることで、不思議と応援してしまうし、何よりカッコイイ！となる。
ケヴィンベーコンのいい父親かと思えば復讐時の丸刈りでギロッとした眼は敵かと思うほどの憎悪の塊にみえた。素晴らしい役作り。
終わり方もとても好きです。良い。
