すず

狼の死刑宣告のすずのレビュー・感想・評価

狼の死刑宣告(2007年製作の映画)
4.0
息子を殺した犯人へ、父からの死刑宣告。

とても仲が良くて幸せなヒューム一家。
長男のブレンダンは、将来有望なホッケー選手。
そんな家族に襲いかかる、突然の悲劇。
立ち寄ったガソリンスタンドで、ブレンダンがギャングに殺されてしまう。
さらに追い討ちをかけるように、犯人を刑務所に入れられてもせいぜい5年だと言われてしまう。
終身刑を望んでいたニックは、法に頼らず自らの手で犯人へ復讐する事を決意する…!

幸せな家庭の普通のサラリーマンが、息子を殺された事で殺人マシーンに豹変する復讐ストーリー!
こういうの大好き!
仲睦まじい家族の様子、子供が幼い時のホームビデオがもう(´;ω;`)
こんなに幸せだったのに…って思っちゃって悲しい。
ブレンダンを殺した新入りギャングは、ボスのビリーの弟。
お互い大切な人を殺された者同士、復讐を繰り返す事になる。
だんだん狂気じみてくるケヴィン・ベーコンが最高!
たった1人でギャングを追い詰めていく父。
普通のサラリーマンだったはずなのに、すごい強い!
家族への愛が、普通の男をここまで強くしたんだろうなぁ。
最後、ボロボロになりながらホームビデオ見てるニックがもう切なくて(´•ω•`)
復讐していくのはすごく爽快なんだけど、それで家族が元に戻るわけじゃない。
う〜ん。やるせない。
すず

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