デロング

狼の死刑宣告のデロングのレビュー・感想・評価

狼の死刑宣告(2007年製作の映画)
3.7
幸せな家族生活を送っていたが息子がギャング団に殺された事から復讐の鬼と化す男を描いたバイオレンス・アクション。ガソリンスタンド寄ったばっかりにこんな事になってしまうなんて!(*_*)これジェームズ・ワン監督だったのか~!こういう映画も撮るんですね。

子供たちの成長記録を撮ったホームビデオから映画は始まる訳ですが、本当に幸せそうな家庭で家族を大事にしてる父親ニックの姿を見せられるだけに切なさと犯人への憎しみは爆発していきます。

ニック役はケビン・ベーコン。良い父親と言うよりは悪役のイメージが強い俳優なんで、一気に表情も変わり、ギャング団のアジトに乗り込んでいく時の方が観ていてしっくりきます。ただ、彼は殺し屋ではなく普通のサラリーマンなんで苦戦するんだけど、そこがまたリアルだしハラハラできて面白かったです。

あと、少し思ったのが復讐には復讐を繰り返す戦いの中で、あの女刑事は何をしたかったのかよく分からなかった。助けるでもなく、全く役に立ってない。(*_*)

映画としてはスピード感もあってスリリングで、変貌したケビン・ベーコンがとにかく良いです。がんがん銃をぶっ放し、吹っ飛ばしていく様は観ていて気持ちいい。
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