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フランス軍中尉の女のtakのレビュー・感想・評価

フランス軍中尉の女(1981年製作の映画)
3.7
初めて異性と一緒に観た映画って何ですか?

僕は中坊の時、この「フランス軍中尉の女」なのです。なんてオマセな!。「クレイマー、クレイマー」を観た中坊がメリル・ストリープの映画もっと観たいなあ…と思ってたときに地元映画館にこれが。学校で週末映画観るという話題になって、「アタシも一緒に行っていい?」と切り出されてOKしちゃったのだ。
「tak君って、難しい映画観るのね。でも面白かったわ。」

確かに難しいものに挑んでしまった。ビクトリア朝時代の恋物語の映画撮影現場が舞台で、撮っている映画のストーリーと撮影現場のストーリーが同時進行する二重構造。主演二人が物語の主人公とそれを演じる俳優を二役こなす。劇中の映画は、村に流れ着いたフランス軍中尉の愛人だったと世間から疎まれる女性と、彼女を愛し始める考古学者の恋物語。そして、その主演女優と男優は不倫関係にある…。いやいや、映画鑑賞経験の浅い中坊が観るには難解だし、ましてや男女の機微なんて理解しようもない年齢。よくぞ二人とも最後までこの映画に喰らいついたと思う。今となっては。

僕ら世代はメリル・ストリープをデビューから追いかけられた世代。「クレイマー、クレイマー」や「ディア・ハンター」で初めて観て、「ソフィーの選択」「恋におちて」「愛と哀しみの果て」…とよい時期を観て、その後、深みのある役柄に挑み続ける彼女をスクリーンで観ている世代。だから「マンマ・ミーア」のハジけっぷりに感激してしまう。それぞれの作品に、その時期の自分が重なる。そういう目でフィルモグラフィを改めて眺めると、なんか映画以外のことも懐かしく感じられたり。

さて。その女の子とはその後、大混雑の映画館で「E.T.」を観たし、ウイリアム・カットのファンだったので「ビッグ・ウェンズデー」のリバイバルも一緒に行った。今はどうしているのやら。

今回は映画の感想とは程遠い内容であしからずww