上海十月

ダーウィンの悪夢の上海十月のレビュー・感想・評価

ダーウィンの悪夢(2004年製作の映画)
2.5
先進国がタンザニアを食い物にする姿が克明に描かれる。肉食魚の放流により産業が生まれるが、地元民は食べられず、貧困の負の連鎖を断ち切ることもできない。武器商人もこの地の空港を使って武器を輸出している。あまりに悲しい映画だ。その絶望をどう見せるかがドキュメンタリー作家としての力量だろう。見ているとNHK衛星BS1でやっている世界のドキュメンタリーと何も変わらない。作家としての主張が欲しい作品でした。
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