Noppy

若草物語のNoppyのレビュー・感想・評価

若草物語(1949年製作の映画)
3.8
*『ストーリー・オブ・マイライフ』
*1994年のウィノナ版『若草物語』
に続き、1949年版を鑑賞。
印象としては本作のキャラクター達が、1番こどもの頃に読んでいた本に近かった気がします。
元気でお転婆でハスキーボイスなジョー。
気取り屋でちょっと憎たらしいエイミー。
優しくて内気なベス。
メグのインパクトはちょっと弱かったかな😅
原作ではベスが三女でエイミーが末っ子なのですが、本作ではエイミーが三女でベスが末っ子の設定に変更されていました。

後、残念だったのが原作での重要なエピソードが割愛されていた事😅
☆エイミーが観劇に連れて行ってもらえず、ジョーの大切な原稿を燃やしてしまい大喧嘩するエピソード。
☆ジョーがローリーとスケートにいくが、付いてきたエイミーを無視してエイミーがひとり割れた池に落ちてしまうエピソード。
☆社交界デビューしたメグが、友達に借りた豪華なドレスを来てローリーと会い、自己嫌悪になるエピソード。

原作本を愛する自分としてはここはハズして欲しくなかったなぁ〜(。>ㅿ<。)

でも、ローレンス氏とベスの交流のくだりはしっかり描かれていて◎

本作観て思ったのが、ローリーは平凡だったからジョーは家族的な感情しか抱かなかったのかな🤔
『ストマイ』のシャラメっちはイケメン過ぎて魅力的過ぎて眩しすぎたので(笑)本作のローリーの方が原作に近い気がしました。

映画的には『ストマイ』の方が好きなのですが、見比べてみるとやはり『ストマイ』は新しく斬新で映画的資質が高いと思います。
今の時代にあった多様性も兼ね備えた良作ですが、昔の原作にしっくりくるのは本作かも?と思いました。
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