さよなら僕のマクガフィンたち

若草物語のさよなら僕のマクガフィンたちのレビュー・感想・評価

若草物語(1949年製作の映画)
3.4
普通に面白いですよね。何が面白いかって、やはり4姉妹の魅力。1人1人のキャラ設定は当然しっかりしているし、おそらくそれが表現できているのだと。ジョーの心の揺れ動き、恋愛でも小説でもだけど、新しく世界が開けたときの興奮などなど、この年齢を通過した女性なら、なんなら男性でも理解できるんじゃないですかね。
結末は少し、夢も恋もマルってな着地になっているけど、それまではジョーは恋愛を捨て、自分を探し、その時々の夢を追いかけているようにみえる。なかなか現代的な女の子にも見える。

あと今見ても面白いと思う理由は、展開の速いだと思うのです。台詞は絶対聞き逃したらいけないし。すぐわからなくなる笑
でもだからこそ2時間の中に、エリザベステイラー演じるベスの死を含んだ多くの要素を取り込むことができたのかと。さて、別バージョンも観よう。