わたしは2の方が好きかもしれない。
わたしたちは今を生きているけれど、時には過去を振り返ったり、歴史を紐解いてみるのも悪くない。
今作でベーダは、亡くなったママの過去を知ることを通して成長できたんじゃないかな。
自分の過去、家族の過去を知ることって大切な行為なんじゃないかと、最近強く思います。
ベーダのママが歌うシーン、素敵だったな。
美しい声。綺麗な思い出。良いフィルム。
それから、今作でベーダの相棒(兼恋人?)になるニックもとても良かった。
夜に勝手におじさんの家を2人で抜け出し、ピアスをあけたベーダ。
そのベーダにかけたニックの台詞、
「粗野な習慣だけど、似合ってるよ」
…もうほとんど口説いてるよね。
あんなに空港では粗野な対応をしていた彼が、彼女と過ごす時間を重ねるごとに優しくなり、彼女にかける言葉や接し方に、不器用なりにも彼なりの気遣いや思いやりが見られて、なんだかこっちが気恥ずかしくなっちゃった。
わたしも弟がいるけれど、彼が産まれた時のわたしの気持ちってどんなだった?
ワクワクした?
それともちょっと困惑した?
過去のわたしに聞いてみたくなった。