長谷川真也

アラバマ物語の長谷川真也のレビュー・感想・評価

アラバマ物語(1962年製作の映画)
3.6
1962年製作のアメリカ映画。グレゴリー・ペック主演。AFIが発表したアメリカ映画ベスト100で、1998年版は34位、2007年版は25位。2003年に発表したヒーローTOP50で主人公アティカス・フィンチが1位。2008年に発表した法廷ドラマ映画TOP10で1位。

上記のとおりアメリカでとてつもなく評価されている名作、一方BBC(英国放送協会)が発表するランキングには入ってなくて、取り上げたテーマが人種差別であるので他国からは評価しづらいところもあるのかもしれないですね。

物語を超ざっくり言うと、ある黒人青年が村の女の子にレイプしたと訴えられて、その黒人青年の弁護士となったのが、主人公アティカス・フィンチ。黒人青年の無実を証明するため、裁判に挑みます。

インディージョーンズもジェームズボンドもロッキーも差し置いてのヒーロー1位は凄いですなぁ。
周囲からもやめろと言われながら、裁判に挑むアティカスの姿はまさに正義のヒーロー。

個人的にはすっきりとしない部分はあったけど、現在でもこれだけの評価をされているということはそれだけアメリカにとって黒人差別が根深いものなのかと思います。