すみこ

アラバマ物語のすみこのレビュー・感想・評価

アラバマ物語(1962年製作の映画)
4.0
終わりが「カッコーの巣の上で」的「一筋の光」が見える感じで終わるのが唯一の救いかもしれない。
…一筋の光なのかどうかもちょっと微妙だけど。でも救いではあるよね、見てる我々にとって。あとは、オリエント急行殺人事件でポワロが初めて正義を曲げる時と、最後は同じかなと。

いくら理不尽なことを言われても、いくら理不尽なことをされても、絶対に言い返さないしやり返さない。あの姿勢本当に大事だなと思いました。まあだからと言ってこの話では報われるわけではないから悲しいけど。

黒人差別のリアルを伝えるにはこの物語の方がやっぱりぐっとくるものがあるんだよなあ。グリーンブックにまたも疑問を抱いてしまって良くないけど…。物語のテンションが違うから比べるのもよくないと思いつつ。難しい問題ですね。ブラッククランズマン見てまた考えたいなと思っていたら、私の住んでるとこでは上映しないらしいから考えもの。となりの県まで見に行きますか…?笑
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