まこと

ケープ・フィアーのまことのレビュー・感想・評価

ケープ・フィアー(1991年製作の映画)
3.7
振り切っても振り切っても忍び寄る戦慄の恐怖


狂気!!狂気!!このデ・ニーロは狂気!!

一番初めに犯人がコンタクトを取ってくるところは大して何も起きないところが実は重要なポイントのように思える

まるで今日は自分を紹介しにきただけですと言わんばかりの犯人の佇まい、これから凄まじい悪行をやってやろうと思ってるはずなのにそう振る舞えるこの有り余る余裕感こそが真に恐ろしい

そしてなによりもじわりじわりとやってやるという残虐性が手に取るようにわかるデ・ニーロの表情


今作の最大の収穫はジュリエット・ルイスという女優を掘り出したこと、この後に「ギルバート・グレイプ」に出演してキャリアのステップを刻み始めたのも納得の、多種の感情を巧みに演じ分けた彼女の類稀なる能力はやはり印象に深く残る


オリジナル版の主演二人、グレゴリー・ペックとロバート・ミッチャムもちゃっかり別役でキャスティングされてるのがマーティン・スコセッシ監督の憎めないサービスと演出