◎額縁の中のオブジェの移動、ヴィトリアの行動、証券取引所での実体のない数字と格闘する欲にまみれた投資家達、友達と集まってはアフリカの黒人ごっこで悪ふざけしたり、全ての展開が暗喩に満ちて象徴的だったり…
>>続きを読む1/24 2回目
ファシズムや冷戦後の60年代イタリアが舞台。現状に満足できない女性と資本主義を絡めた映画ではないか。愛や新鮮さを強く求める一方で、完全にはそれに同化できない虚しさと渇き。空虚さが漂…
モニカ・ヴィッティの引力がすごい。
資本主義や無機質で渇いた街への変化を嘆くような描写に沿って、男女二人の愛が描かれる。
愛があってもなくても孤独、虚しい心情がよく分かるシーン、欲に目がくらんだ…
【煉獄】
最初観たときはあまり面白く感じなかったが、段々良さが理解出来てきたアントニオーニ作品。(アラン・レネの『去年マリエンバートで』も初見時は良く分からんかった)
かなり大人っぽい内容なので…
YouTubeで細切れの映像を観る機会があって気になっていた作品だけど、鑑賞してみて❓❓❓って感じでした。
当時世界一のハンサムと称されたアラン・ドロンとアンニュイの女王モニカ・ヴィッティ起用のミ…
赤い砂漠と似たように、モニカ・ヴィッティがここではないどこかに憧れる映画だった。
ただ決定的に違うのが赤い砂漠では工業的雰囲気から逃げないとまずい毒々しい空気があったが、この映画ではただひた…
No.3892
ひたすらけだるい、アンニュイな一本。
アラン・ドロンが有能な証券取引所の場立ちに見える。
僕はまったく世代じゃないが、やっぱりアラン・ドロンはかっこいい。
むちゃくちゃ色気が…