中学生以来に観たけれど、これはまさしくメンタルヘルスの心情をつまびらかに描いてるのではないかしらと思う程にシンパシーを感じました。(もちろん全ての人に当てはまるというわけではありません)
自分がどうしようもなく嫌いで、助けてほしくて、でも他者に近付くのが怖くて、近付かれるのが怖くて、自分は愛される資格も愛する資格もないと思ってて、他者に理解されたくて、でも他人なんかに自分を理解できるはずもないと思ってもいて。奢りと疑念と恐怖と困惑と偽りにまみれた、少しの希望がない混ぜになった自分。世界。
こと、アスカには共感する部分が多く…これは母親と自分の境遇が似ているからかもしれません。
昔はさっぱり分からなかった性描写、心理描写が今回はグサグサーっと胸に突き刺さってまいりました。
これは私が大人になったということでしょうか。
それとも病気を発病したが故に感じ取れたことなのでしょうか。
なんにしても、やっぱり映画って何度観ても新しい気付きを、感動を与えてくれるものですね。