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恋愛小説家のkmtnのネタバレレビュー・内容・結末

恋愛小説家(1997年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

この世の中には星の数ほどの恋愛映画があって、それらは、それぞれに色々な教訓を僕らに授けてくれる。
そこまで恋愛映画を見るタイプじゃないけれど、この映画はこれまで観てきた恋愛映画の中で一番心に沁みた作品。


「今までいろんなことがあったけど君と出逢って僕はこう思った。「いい人間になりたい」ってね」
僕も大概捻くれているし、捻くれてて何が悪い!っておもっているタイプだが、凄く感情移入したセリフ。
捻くれているかもしれないけど、悪いやつになりたい訳じゃない。
君のためなら、やっと変われるかも……良いセリフです。


そしてラストの名台詞。
ちょっと長いけど、引用。
「君はどんなことでも、この世の誰よりも上手くやり遂げる。
例えばスペンス(ヒロインの息子)への笑顔、君の頭の中にあるすべての思い、そして君が口にする言葉はいつも真摯で善意にあふれている。
なのに、たいていの人間はそれを見逃している。
テーブルに料理を運んでくるウェイトレスの君が、実は世界最高の女だってことを。
それに気づいているのは僕だけだった。
それが僕の自慢だった。嬉しかった」。

この世界にあるどんな告白のセリフも、この言葉には敵わない。
本当に素晴らしい作品。
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